言葉にすることの重要性はあらゆるところで語られているところですが、今回は若手の時のその効果を実感したところや具体的な実践方法をまとめてみました。
思考的な部分に限らず、内面的な意識の部分も言葉にしていくことを習慣化していくことで成長していくと感じています。
今回のポイントは3つになります
①主体意識の向上
②根拠が明確になることとスピードUP
③自分で答えを出したつもりにならない
①主体性の向上
どんなことをするにしても主体性がないと社会では成果になりません。主体性と言った時に、リーダーのような役割をイメージするかもしれませんが、そういったものではなく、もっと基本的なことで何をするにしてもまずは自分で考えてみると言ったことです。
自分で考えてわからないから人に聞くんだよ!
って思うかもしれませんが言葉にしてみようとすると実はほとんど考えられていなかったことに気づくことがあります。
なので言葉にすることを繰り返していくと、主体的に考えるということが身についていきます。
②根拠が明確になることとスピードUP
若手のころは社内の身近な方とのやり取りが中心になると思います。身近なことだけあって簡単に会話で済まそうとしてしまいがちですが、、、
打ち合わせしたい内容・聞きたいことと、自分なりの答え、その答えとした根拠を事前に書き出してから打ち合わせをお願いする。これをするだけで成長スピードは大きく変わります。
打合せ後に結論とその根拠を記載しておけば時間が経っても振り返れる根拠も残ります。
時間が経つと経緯を思い出すことに時間を使うことがよくありますがこの時間を減らせると効率も信頼も大きく上がります。わかってはいるけどできていないという人は多くいるので、簡単に実践できて大きく差ができる部分でもあります。
書き出すのに時間が掛かりますが、打合せ時間が削減できるし、自分以外の人の時間も効率化にもなっているので時間的な問題はないと思います。
また、自分で文章にして考えてみると意外と人に聞かなくても自分で考えれば答えが出ることがあります。そのことに気づくと自信もついてきます。
③自分で答えを出したつもりにならない
自分では論理を整合させて説明するといった部分が弱くても、相談を受けた上位の人達はあらゆる条件をふまえた根拠を持った理解と説明をしてくれるので、結果的にその状況に甘んじてしまうということが無意識のうちに発生します。
そう言ったことを繰り返していると、自分の考えや言葉は伝わるものになっている、答えまではもう少しだったんだなと言った錯覚を起こし、自分に不足していたものに気づかない、最悪の場合は自分はできる奴だと勘違いをしてしまう場合もあります。
この状況をなくすために事前に、言葉にしておくことで自分の考えと最終的な結論との差が明確になり、結果として自分に不足しているものがわかり成長に繋がります。
〇まとめ
文章化することで主体的な思考を促し、その記録が検討の経緯や自身の経験のストック、不足している部分も明確になり成長スピードも向上するし、打合せ時間の短縮により周りの人の時間の効率化にも繋がる。社会で最も重要とされるスピードの向上に大きく貢献する。
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